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ベジタリアン(Vegetarian)とは?

12/29/2015

ベジタリアンが産まれたのはイギリス!?

大人の約5%がベジタリアン、2%がヴィーガン(2012年「GALLUP」調べ)というアメリカ。さらにベジタリアンに準じた食生活をする人は10%(2008年「Harris Interactive」調べ)にも及ぶとか。カナリ驚きの数字ですが、そもそもベジタリアンってどういうこと?というのを改めてまとめてみました。

まず、ベジタリアン(Vegetarian)の語源ですが、イギリスのVegetarian Society(ベジタリアン協会)が1847年に初めて使った言葉と言われ、「健全、新鮮、元気がある」というラテン語「Vegetus」に由来するそうです。当時のイギリスでは健康に関する新たな考えや禁酒運動、慈善活動などが活発になっており、その結果として野菜のみを食べる「Vegetarianism=菜食主義」という考えが産まれたのです。そのVegetarian Societyの説明によると、ベジタリアンとは…

「穀物、豆類、ナッツ類、種(たね)類、野菜、フルーツのみを食べて生きる人のことを指す(乳製品、卵は場合による)。ベジタリアンはいかなる種類の肉も魚も貝も、それらから作られる副生成物(※)も食べない」

とされています。
(※)ラードなどの油、ゼラチン、肉エキス、かつお節など魚の出汁など

 

アメリカ、西海岸のベジタリアンの歴史

アメリカでベジタリアニズム(菜食主義)が広く知られるようになったのは、飢餓と食糧問題に関する世界的に有名な専門家、フランシス・ムア・ラッペの著書、『Diet for a Small Planet(小さな惑星の緑の食卓)』が1971年に出版されたのがきっかけ。以来、今では世界でもベジタリアンが非常に多い国の1つとなっています。

中でも西海岸は1970年代のヒッピーブームの中心地であったサンフランシスコや、ファッションとしての健康志向を持つハリウッドセレブが多く住むロサンゼルス、サステイナブルな都市政策がうまくいっており世界から注目されるポートランドなどが牽引する形で、全米でも特にベジタリアンが多い地として知られています。

さてさて、基本的な「ベジタリアンとは?」の知識はひとまずこんな感じですが、ベジタリアンにも色々種類があります。ベジタリアンの種類については「ベジタリアン(Vegetarian)にも種類はイロイロ」をお読みください!

 

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Totti

LA在住歴10年超のアラフォー日本男児。日本では書籍や雑誌、Webメディアの編集および執筆、広告制作などに従事。現在はフリーランスの編集者&ライター。

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