2023年6月に4泊5日でロサンゼルスからバンクーバーに行ってきました。バンクーバーの基本情報、事前に準備しておいた方がよいこと、3日間でやったこと(やれたこと)、バンクーバー発のブランドなどをまとめてみました。
バンクーバー旅行を検討中の方の参考になれば幸いです。
バンクーバーってどんなところ?
- 人口:67万人、うちヨーロッパ系が46.2%・中華系が27.7%・日系が1.7%・韓国系が1.5%(出典:World Population Review)
- 通貨:カナダドル(CAD)※本記事内の価格は主にアメリカドル(USD)で表記しています
- 物価:ロサンゼルスと同じかちょっと高い
- 消費税:12%
- チップの習慣:あり
- 移動手段:公共交通機関が充実しているので市内の移動には車不要。バス・電車・フェリーはTransLink社が運営。タッチ決済機能があるクレジットカードで乗車時・降車時にタップすればOK。配車サービスのUberやLyftも参入している。また自転車や自動車のシェアサービスもあり。
- 宿泊エリア:少々割高でもダウンタウンが便利
- ビザ:日本はビザ免除プログラム対象国のためビザは不要だが、電子渡航認証システム/ESTA(カナダの場合はeTAと呼ぶ)が必要。アメリカ市民権またはアメリカ永住権保持者はESTA不要。
※陸路、海路での入国の場合はeTAは不要です。
ちなみにアメリカに帰る際はカナダ側の空港内(搭乗前)にアメリカ入国審査を受けます(変な感じ)
事前に準備しておいた方がよいこと
- 通信手段:加入しているキャリアがカナダでの通話・通信に対応しているかどうか事前に要確認。非対応の場合はeSIMを購入し設定しておくこと。
世界に展開しているeSIMサービス「Airalo」なら、同じアカウントで日本のeSIMも購入できるので便利&おすすめです。
★新規登録時に紹介コード【MAY5703】を入れると3ドルがもらえます♪ - 換金:大抵の場所でクレジットカードが利用できたので、カナダドル(現金)の用意は不要でした。
- ツアー予約:キャピラノ吊り橋公園やSea to Sky Gondoraなど、シャトルバスを利用する場合は事前に日程を決め、予約しておきましょう。
- ESTA:日本のパスポートの場合、ESTA(eTA)が必要なので事前にカナダ政府のWebサイトから申請しておきましょう。※アメリカの永住権保持者はESTAは不要です。
3泊4日バンクーバー観光モデルコース
1日目
キャピラノ吊り橋公園(Capilano Suspension Bridge Park)
バンクーバーと言えばこのキャピラノ吊り橋の写真が使われることも多いので、ぜひとも訪れたかった場所。ダウンタウンのカナダプレイス(Canada Place)から無料シャトルバスが出ているので、事前に予約。入園料は事前にWebから購入することも可能(入園料:大人 66.95 CAD / 約 54 USD)。マイクロバス型のシャトルで30分程度で公園に到着。全長137メートル、地上70メートルの吊り橋を筆頭に、断崖絶壁沿いの「Cliffwalrk」、森の中に張り巡らされたボードウォーク「Treetops Adventure」などが楽しめる。園内にはレストランやギフトショップなどもあり。帰りも無料シャトルでダウンタウンへ。
ガスタウン(Gastown)
キャピラノからのシャトルバスをカナダプレイスで降車し、バンクーバー発祥の地と言われるガスタウンを散策しながらチャイナタウン方面へ。この辺りは治安が悪い箇所があるので、雰囲気を嗅ぎ取りながら散策しましょう。Chinatown Storytelling Centreを見学した後、「Jade Dynasty Restaurant」で飲茶ランチ。これがむっちゃ美味しかった!!! この時点で2時くらいだったので、夕飯をハッピーアワーで食べる作戦だった私たちは泣く泣く3品で退散。いや〜、本当に美味しかったし、お手頃な値段でした。
スタンレーパーク(Stanley Park)
馬車やシャトルバスもありますが、ここはレンタサイクルで海沿いのトレイルを自由気ままに回りましょう。私たちがレンタルしたのは公園近くにある「Spokes Bicycle Rentals」で、2時間11〜12 USDくらい。1周が1時間くらいなので、2時間借りてあちこちで止りながらゆっくり回るのがおすすめ。
イェールタウン(Yaletown)
再開発でおしゃれエリアに変貌したというこのエリアは散歩しているだけでも楽しい。良さげなレストランを見つけたら、ハッピーアワーメニューを確認しつつGO。
2日目
キツラノ・ファーマーズマーケット(Kitsilano Farmers Market)
毎日曜日開催のファーマーズマーケット。フードトラックでブランチを買い、隣の公園の芝生の上でピクニック気分を味わうのがおすすめ。
グランビルアイランド・パブリックマーケット(Granville Island Public Market)
観光客だけでなく地元民たちも集うマーケット。約100店のショップ、40軒以上の飲食店があり、つまみ食いやお土産探しに最適。「Granville Island Tea Company Ltd」でアイスティーを買いつつ、お土産に茶葉を数種買いました。
ダウンタウンに戻るためのバス停が離れていたので、マーケットのウォーターフロントから船に。視界も視線も新鮮!
Fanny Bay Oyster Bar & Shellfish Market
夕飯は、日曜日の昼間でも入店待ちをしている人がいるほど繁盛店のファニーベイへ。ハッピーアワーはオイスターが1つ2 CADから。1−2人でカウンター席なら待たずに入れる可能性が高いです。
3日目
Sea to Sky Gondola
ダウンタウンからシャトルバスで1時間ほど北にある名所「Sea to Sky Gondola」。バンクーバーから近い「グラウスマウンテン(Grouse Mountain)」を紹介している観光ガイドが多いけど、私は友人から薦められたこちらを選択。
高速ゴンドラに乗ると10分程度で885メートル上まで一気に上がります。ゴンドラからの景色がまたすごかった! 上にはレストラン、ギフトショップ、トレイル、そしてやっぱり吊り橋も。
ここまでのアシがない人はダウンタウンから出ている有料のシャトルバスを利用しましょう。帰りのシャトルバスが3:00pmか4:50pmの2択なので、現地に何時間いたいのか?で行きの時間を決めるのが◯。
因みに私は
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11:00am発のシャトルバスを予約
↓
12:00pm着
↓
3時間滞在(レストランでランチ、ギフトショップをチラ見、吊り橋を2往復、あちこちの展望スポットで写真撮影、ショートトレイル2本)
↓
3:00pm発のシャトルバスを予約
↓
4:00pmにダウンタウン着
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で行きましたが、とーーーっても満喫しました。
シャトルバス、ゴンドラの事前購入:https://store.seatoskygondola.com/
シーバス(Sea Bus)でノースバンクーバーへ
Sea to Sky Gondolaからダウンタウンに戻ったところで、シーバスに乗って北バンクーバーへ。バンクーバーとノースバンクーバー間をつなぐフェリーで、バスと同じくクレジットカードのタップで乗船可能です。地元民ばかりなので、住民気分を味わえます。
ショップやフードコートがある「Lonsdale Quay Market」をプラプラしつつ、Google Mapで評価が高かったシーフードレストラン「Fishworks」へ。ここは何を食べても美味しかった!!! サービスで出されるフォカッチャやフムス、チョコレート(生チョコ)も美味。あ、もちろんハッピーアワーでオイスターもいただきました。
バンクーバー土産におすすめの地元発ショップ&ブランド
既にアメリカや日本でも人気のブランドも、カナダ発ならお手頃価格で手に入るかも!? お土産にメープルシロップ系もいいけど、バンクーバー発ブランドのアイテムをセレクトするのもおすすめです。
skoah
ホテルのアメニティとして置かれていた、バンクーバー発のブランド。ナチュラルな植物系の香り&使い心地が良かったです。バンクーバー内のあちこちにお店があるので、散策ついでに寄ってみては?
https://www.skoah.com/
Old Faithful Shop
ミニマルなデザインの雑貨類を扱うお店。ロサンゼルス住民には「Torotise General Storeっぽい店」というと伝わるかも。日本のHinokiグッズ、備長炭グッズ、Hasami Porcelainなどもあり日本人には懐かしい品々も。バンクーバー内に2店舗あり、オンラインストアではアメリカへの発送もしているそう。
https://www.oldfaithfulshop.com/
ルルレモン(lululemon)
ヨガウェアやジョギングウェアで圧倒的な人気を誇るルルレモンは、1998年にバンクーバーで創立したブランド。
https://shop.lululemon.com/
アークテリクス(Arc'teryx)
アウトドアで大人気のアークテリクスも、1989年にノースバンクーバーで創立したブランド。
https://arcteryx.com/
行きたかったけど...。
時間、体力、休業日などで行けなかった場所もご紹介しておきます。
グラウスマウンテン(Grouse Mountain)
Sea to Sky Gondolaと迷った上で今回は行かなかった場所。ジップラインに興味がある人はこちらに行くと良さそう。
https://www.grousemountain.com/
Museum of Anthropology at UBC
2023年6月現在、臨時休館中につき断念。
https://moa.ubc.ca/
Sushi Bar Ajisai
バンクーバー在住日本人たちも絶賛する寿司屋。ダウンタウンから離れた場所にあったこと、日月が休業日だったことから断念。
https://sushibarajisai.com/
The Cinematheque
198席という小さなシアターとギフトショップ、映画に関する図書コーナーがあります。その時々のテーマに合わせた映画を上映していて、私の滞在中には「Fearful Symmetry: The Films of Lee Changdong」と題して、イ・チャンドン監督の『ペパーミント・キャンディー』や『オアシス』など6作品が。ダウンタウンにあり、ホテルから徒歩1分だったので「晩ごはん食べてから行く!」と毎日思ったけど、疲れ果てて映画鑑賞どころではなく、残念。。。
https://thecinematheque.ca/
いかがでしたか?
アメリカに10年以上住みながらカナダには1度も行ったことがなく、今回1都市目としてバンクーバーに行きました。感想としては「雰囲気はシアトルと変わらないな。でも物価がシアトルより高いな。」というもの(笑)。東側のフランス語圏に行くとまた全然違うのだろうなと思います。次回はケベックやトロントに行ってみたいです。
(この記事の情報は2023年6月時点のものです。価格やカナダ入国のルールなどが変わっている可能性がありますので、ご利用の際は最新情報をご確認ください。)