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日本帰国時にも「旅行保険」に加入するべし

旅行保険

こんにちは、MAYです。

海外旅行の際、旅行保険に加入していますか?
わたしはここ数年で何度か旅行保険に助けられたので、最近は毎回加入しています。

今回は、わたしが実際に使ったことがある旅行保険&金額、加入時の注意点をご紹介します。

アメリカで健康保険に加入していると、他州や海外での治療にも適用される場合があります。
が、何かと制限もあるし、請求手続きも面倒なので、オトナの旅行ならさくっと旅行保険に入るのがおすすめ。
日系の保険会社より、アメリカやヨーロッパの保険に加入すると割安です。

クレジットカード付帯の旅行保険は制限が厳しかったり、対象外であることも。
かの"旅行者向けクレジットカード"アメックスでも、必ずしも対象ではないので、ご自分のクレジットカードのサービス規約を確認してみることをおすすめします。

体験談1:空港に向かう途中でパスポート&永住権を紛失して旅行中止に!

旅行保険がどうこうという前に、この出来事自体が「まさか...。まじで?」というレベル。
自分でびっくりしました...。

メキシコ旅行で空港に向かう途中、日本のパスポート&アメリカの永住権を紛失しました。
そんなことって人生で起こるんですね。。。
普段、ものを忘れたり無くしたりしないタイプなので、同伴していた友人も驚いていました。

旅行保険(パスポート紛失編)

加入内容

行き先:メキシコ
期間:9日間
保険会社:Seven Corners
加入保険:RoundTrip Basic ※旅費は$2000〜3000で設定
保険料:約$50
保険金:約$900
支払いまでの所要時間:4〜5ヶ月

補償内容

飛行機代(わたし&同伴者のチケットのうち、航空会社から返金されなかった分)、空港から自宅に戻るまでの交通費(わたし&同伴者が利用したUber・シャトルバス)が補償されました。

「飛行機がキャンセル不可で返金されなかった」ことを証明するのが大変で、決着までに数ヶ月もかかりました。
LCCで「変更・キャンセル不可チケット」を予約していたのですが、「返金されなかった」ことを証明する書類なんてLCCは出してくれません。

行きの飛行機をたまたま「変更・キャンセル可のチケット」で購入しており、「行きの飛行機をキャンセルした→その後の飛行機にも乗らなかったはず」ということで、ようやく補償が認められました。

同伴していた友人も旅行を取りやめたのですが、彼女の復路の飛行機代が今回の旅費で最も高く$500。
結果的に友人の分も補償されたので、本当に助かりました。

体験談2:日本での歯科治療&内科受診・処方箋薬がまるっと!

持病のための処方箋薬や歯科治療で受診する可能性があったので、「持病にも適用される」「歯科治療にも使える」旅行保険を選びました。

旅行保険(歯科治療)

加入内容

行き先:日本
期間:53日間
保険会社:AIG(Travel Gurd)
加入保険:Standard Packages、Medical Bundle ※旅費は$5000で設定
保険料:約$250
保険金:約$850
支払いまでの所要時間:3週間

補償内容

一般的に医療費は緊急時の応急処置にしか適用されないし、英文の診断書の提出を求められます。
日本で英文の診断書を出してくれるところは少なく、また1万円ほどかかるので、今回はダメ元で領収書(日本語・日本円の)だけを添付して請求してみたところ、おりました。

請求から審査終了まで2週間程度で、そこから支払われるまで最長30日。
保険会社にしてみたら高額な保険金ではないし、あれこれやりとりしているより支払ってしまった方が低コスト(人件費が)ということなのかもしれません。

旅行保険の請求で注意すべきこと

もちろん必ずしも保険金がおりるわけではありません。
請求が却下された実例、旅行保険加入時の注意点もご紹介しておきます。

旅行保険(空港)

保険加入は翌日以降(当日加入はできない)

前述のメキシコ旅行は出発日当日に急いで加入したため、適用日は翌日(旅行2日目)に。
パスポートとビザを紛失したのは出発日(旅行1日目)であり、保険適用前でした。
出発日から適用されていたら、パスポートとビザの再発行料も補償されていたかもしれません。
旅行保険はキャンセルができないことが多いので、ついついギリギリで加入したくなるものですが、出発の2日前には購入手続き=出発日から加入することが大切です。

請求期日までに請求すること!

オレゴン州でUrgent Careを受診し、半年後に$400弱の請求がきました。
旅行保険の請求期日は90日だったのですでに遅し。
後から請求される医療費は特に注意が必要です。

飛行機に乗せてもらえなかった、のは補償対象外!

ロサンゼルスからバンクーバーへの飛行機に搭乗するはずが、数日前から発生していたカナダ政府移民局のシステム不具合によりESTA(カナダではeTAと呼ぶ)が取得できず。。。
予約していた飛行機にはチェックインさせてもらえず、別の飛行機を別の航空会社で予約(別途購入)することになりました。

前述のメキシコ旅行の際「ビザ(永住権)の紛失による旅行中断が認めらた」し、「飛行機のキャンセルや遅延は旅行保険の補償対象になるはず」だし、と思って自信満々に請求しましたが、あっさり却下。
ビザ発給トラブルによる旅行キャンセル/中断は補償対象外なのだそう。


いかがでしたか?
旅行保険に加入しようかお悩み中の方の参考になったら嬉しいです。

日本は医療費が安いため、全額自己負担でも構わないレベルですが、旅行には病気・怪我以外のトラブルもつきもの。
心の安心のために加入しておくのも手です。

なお、保険料は居住区や年齢により異なり、補償対象となるか否かは加入してる保険のレベル、審査担当により異なります。
ここでの事例はあくまでも参考としてくださいませ。

では〜。

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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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