お役立ちコラム 日本

日本帰国時のSIMどうしてる?

06/09/2024

日米デュアルライフのSIM事情

ついに日本の携帯電話番号を取得しました。
日本のクレジットカードや銀行のログイン時に2段階認証が必要になってきたので、「マイナンバー無しで番号が取れるうちに!」と思いまして。

年に1〜2回、1〜2ヶ月ずつ帰国している最近のMAYは、日米それぞれでプリペイドのeSIMを入れ、2つの電話番号を1台のiPhoneに入れています。
そんなわたしのおすすめサービスを日米それぞれでご紹介します。

日本ではプリペイドのeSIMを購入

日本の電話番号が必要なら「povo」

通話をする必要がある、日本国外でSMSを受信する必要がある、など携帯電話番号が必要な場合は「povo」がおすすめ。
auの格安プランであるpovoは、基本料金がかからないのが最大のおすすめポイント。
また海外ローミングも可能なので「アメリカで、日本の携帯電話番号でSMSを受信する必要がある」場合にも使えます。
180日間全く利用がないと電話番号が抹消されるので(規約上)、時折トッピングを購入するなどの工夫は必要です。
※2024年6月時点、マイナンバーは不要ですが、日本の身分証明書(運転免許証など)が必要
★新規登録時に紹介コード【LQEO0GYM】を入れると3GBがもらえます♪

povoトップページ
povo日本国内のサービス
通常メニューの中で最も安いトッピングは「データ使い放題24時間330円」。キャンペーンメニューではもっと安い or お得なトッピングが登場することもしばしば。
povo海外でのサービス

データ通信(インターネット)のみで良いなら「Airalo」

世界で使われている格安プリペイドeSIMサービスで、日本だけでなく、海外旅行が多い人には「Airalo」がおすすめ
携帯電話番号の取得をしないので、アカウント開設・SIM購入はとっても簡単。
案内に従ってeSIMを追加し、アクティベイトすれば即時で利用が可能です。
「案内通りに設定しているはずなのにネットが繋がらない!」という際には、スマホを再起動すると解決するかも(わたしのパターン)。
★新規登録時に紹介コード【MAY5703】を入れると3ドルがもらえます♪

Airaloトップ
Airalo各国いろいろ
Airalo日本

アメリカでもMVNOのeSIMで全然問題なし!

ついでに、アメリカでの携帯電話事情も簡単にご案内しておきます。
AT&TとかT-Mobileとか、今どきそんな大手のキャリア(MNO:Mobile Network Operator)を使う必要は全然ないと感じています。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)という、大手の通信設備・回線を借りているGoogle FiやMint Mobile、H2O Wirelessで十分。
MNOだと$70〜$80/月くらいのところ、MVNOなら$15〜$30/月くらいで済むイメージです。

一周回って「H2O」を愛用中

アメリカで契約したことがあるのは
・AT&T
・H2O Wireless(AT&Tのネットワークを使ったMVNO)
・Google Fi(T-Mobile、US Cellular、Sprintのネットワークを使ったMVNO)
・Mint Mobile(T-mobileのネットワークを使ったMVNO)
の4社。

KDDIアメリカとH2O Wirelessは提携関係にあり、日本語サイト・日本語カスタマーサポートがあります。
が、料金プランが日英で異なり、最安プラン($20/mo)は日本語サイトにはないので、登録は英語サイトから。
初月半額などの入会促進キャンペーンを開催していることも。
★ここから新規登録をすると友達紹介として$20がもらえます♪

H2O wireless(英語)
H2O wireless(日本語)

Month to monthに拘らないなら「Mint Mobile」

ライアン・レイノルズのCMでお馴染みのMint Mobileは、3ヶ月更新で$15/mo。
「最初の3ヶ月無料」などの入会促進キャンペーンを開催していることも。

使い勝手は全く問題なかったのですが、アメリカ国外にいる期間が増えてきて、3ヶ月更新に縛られるのが嫌でH2Oに移行しました。

Mint Mobile

世界200+カ国、設定変更不要の「Google Fi」

国が変わる度、設定変更をし、電話番号が変わり、というのが面倒だという人には「Google Fi(グーグル・ファイ)」がおすすめ。
アメリカ合衆国で契約し、USの携帯番号のまま&その設定のまま、海外でも繋がります。
2022年に日本に2ヶ月滞在する際にH2Oから切り替えた経験があるのですが、このサービスは「複数国でGoogle Fiだけ使う」人にはおすすめ。コストを抑えたい人、複数のSIMを併用したい人にはおすすめしません。

料金は3つ。
一番安価なFlexibleは「基本料金$20+データは従量課金(インターネットは使用料に応じて課金される)」という方式。
日本で1ヶ月国内旅行をしながら使ってみたところ、$80くらいでした。
外出先で色々調べものをしていると40-50GB/moくらい使った計算になるので、かなり使用する予定の場合はUnlimited Plusが安心です。
なお、どのプランも複数人で契約するほど割引されていきます(図は1回線計画のプラン)。

Google Fiプラン


日米の電話番号を1台のスマホに入れるってどういうこと?

物理的なSIMカードを使わないeSIM(バーチャルSIM)になり、簡単にキャリア乗り換えや複数番号共存ができるようになりました。
例えばわたしは、アメリカではH2O Wirelessの番号をONに、日本ではpovoの番号をONにしています。
アメリカで日本のSMSを受信するときには、povoもONにしていることもありますし、逆もまた然り。

Dual SIM状態
2つの番号がONになっている状態
Dual SIM設定
PrimaryはH2Oで、Secondaryとしてpovoを設定。eSIMは8件以上登録ができ、同時にONにできるのは2回線まで。
SecondaryをOFFに
アメリカにいるときにはpovoをOFFにし、1回線の状態

eSIMを使う&複数番号を入れるための条件


◉ 主/Primaryで使っているキャリアの契約が「SIM FREE」であること
AT&T、T-Mobile、Verizonなどと契約している人は要確認。

◉ スマホのSIM Lockが解除されていること
キャリアの契約がSIM FREEでも、端末自体にはLockがかかっている場合もあります。
キャリアで「SIM Unlocked」をリクエストしましょう。

◉ スマホがeSIM対応の機種であること
iPhoneの場合、2018年発売のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のシリーズはeSIMが使えます。
eSIMの設定自体は8件以上登録することができ、同時にONにできるのは2回線まで。




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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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