CA-1(PCH)をロードトリップしてみよう
「California State Route 1(カリフォルニア州道1号線)」または「Pacific Coast Highway」と呼ばれるこのハイウェイは、ロードトリップ初心者におすすめ。
・名の知れた都市や名所が点在していて見どころいっぱい
・交通量が多いハイウェイなので、万が一車に不具合があっても助けを呼びやすい
・主に太平洋沿岸を通るハイウェイなので、海を見ながらドライブできる
サンフランシスコ〜ロサンゼルス、CA-1南下コース(4泊5日)
2021年7月、2023年9月に実際にロードトリップをした日程をベースにおすすめ旅程、寄り道スポットをご紹介します。
参考にしてみてください!
1日目 サンフランシスコ 〜 モントレー(Monterey) 約116マイル・約2.5時間 2日目 モントレー 〜 ビッグサー(Big Sur) 約30マイル・約1時間 ★ビッグ・サーでの滞在時間を多めに 3日目 ビッグサー 〜 サンルイスオビスポ(San Louis Obispo) 約110マイル・約3時間 4日目 サンルイスオビスポ 〜 サンタバーバラ(Santa Barbara) 約100マイル・約2時間 5日目:サンタバーバラ 〜 ロサンゼルス(Santa Monica Pier) 約84マイル・約2時間 ※所要時間は道路の混雑状況によります
このルートのハイライトは何と言ってもビッグサー。
辿り着くにも、脱するにも、とにかく時間がかかる、まさに秘境。
橋の修理などで1号線が封鎖されている場合もあるので、計画を立てる前に確認しましょう。
※2024年9現在、Big Surの南からLuciaの北まで通行止めです(CA-1の最新の交通情報はこちらで確認)。
1日目
サンフランシスコ → モントレー
ゆったり、気軽に。
初日はゆったり海岸沿いの風景を楽しみながらモントレーへ。
寄りどころ
・ベイエリアの人気サーフタウン「Santa Cruz」
・カラフルな建物が並ぶ「Capitola Beach」
・野生のラッコが見られるかも!?「Moss Landing」 または「Point Lobos State Natural Reserve」
・魅惑の17マイル「17-Mile Drive」
・可愛らしいお店がギュッと詰まった「Carmel-By-The-Sea」
Golden Gate Park内を通り抜け、I-280フリーウェイに行ってしまわないように注意しながら1号線をキープします。
※GPSではフリーウェイを優先してルート選定されるので「1号線」を指定しましょう。
Santa Cruzはベイエリアのサーファーたちに人気のエリア。
街の中心地(Pacific Ave周辺)を散策するもよし、「Santa Cruz Board Walk(遊園地)」で遊ぶもよし。
カラフルな建物がかわいいCapitola Beachに寄るのも◎。
モントレーでは「17マイルドライブ(17-Mile Drive)」や「カーメル・バイ・ザ・シー(Carmel-By-The-Sea)」に寄り道してみましょう。
2日目
モントレー → ビッグサー
脇見運転に注意!
いざ、1号線のハイライト、ビッグサーへ!!!
絶景だけど断罪絶壁な道をひた走るので、心の準備を。
寄りどころ
・ビッグサー名物の橋と言えば「Bixby Creek Bridge」
・川辺でまったり休憩「Big Sur Liver Inn」
・ビッグサー界隈の食レベルの高さを感じる「Big Sur Bakery」
・トレイル(レンジャーが常駐するBig Sur Stationで地図をもらいつつオススメしてもらうと◎)
・何度も泊まりたくなる「Deetjen's Big Sur Inn」
ビッグサーは”陸の孤島”なので下記に気をつけましょう。
・1号線以外の迂回路がないので、必ず事前に交通状況を確認すること(橋の修理、土砂崩れなどで封鎖されていることもしばしば)
・携帯の電波が入らない箇所が多い(GPSも圏外な場合も)
・店やレストラン、ガソリンスタンドが限られているので、事前に計画を立てておくこと
・夏場でも天候によっては冷えるので防寒対策を
ビッグサーの絶景を臨みながら、幾つも橋を渡らなければならないこのルートは、高所恐怖症のわたしにとっては大感動と緊張で毎回ぐったり。
でもこの景色、このエリアの地場、また来たくなってしまうのです。
ドライブソングはやっぱりこの曲!The Thrillsの『Big Sur』で(笑)
何度も泊まりたい!ビッグサーのアンティークな宿
この宿の空き状況を確認してから旅程を立てるくらい、私は毎回ここに泊まりたい。
別の部屋にも泊まってみたいし、ディナーもここで食べたい(まだ朝ごはんしか食べたことない)。
という訳でDeetjen's Big Sur Innをご紹介。
空室状況・予約は公式サイトから
ビッグサーのおすすめスポット
お土産探しとディナーはNepentheへ。
1階と地下はギフトショップはビッグサーらしくスピリチュアルなアイテムがずらり。
ビッグサーと言えばエサレン研究所がリトリート施設で有名。
以前は一般客も夜中に温泉に入れたらしいのですが、2023年現在は休止中。
ここでリトリートするのも夢のひとつです。
あー、あとキャンプもしたい!
橋の下の海辺にもキャンプ場があるらしいです。
3日目
ビッグサー → サンルイスオビスポ
絶景を惜しみながら。
前日に続き、断崖絶壁の道をひた走ります。
Ragged Pointで一息入れつつ、Morro Rockの大きさに圧倒されつつ、サンルイスオビスポまで。
寄りどころ
・滝が海に落ちる「McWay Falls」(Julia Pfeiffer Burns State Park内。駐車場は現金のみで$10)
・ここまで来れば一安心「Ragged Point Plaza」
・メディア王ハーストの元私邸「Hearst Castle」
・とにかくデカい「Morro Rock」
メディア王の豪邸「ハーストキャッスル」
『市民ケーン』のモデルとも言われるメディア王、ウィリアム・ランドルフ・ハーストの元私邸(現在はカリフォルニア州の管轄)。
ハーストキャッスルは完全予約制で何らかのツアーに参加しないと入れません。
週末や連休は混み合うので事前にオンラインで予約しておきましょう。
※所要時間は約2〜3時間
4日目
サンルイスオビスポ → サンタバーバラ
こんな小洒落タウンがあったなんて。
こじんまりした小洒落タウンがあちこちに。
1号線を外れて寄ってみるのも。
寄りどころ
・サーフタウン「Pismo Beach」
・アンティーク巡りなら「Santa Maria」
・こじんまりとした小洒落タウン「Los Alamos」
・ワイナリーが連なる「Los Olivos」
・映画『Sideway』の舞台にもなった「Buellton」
・ちょっと怪しいオランダ村といえば「Solvang」
5日目
サンタバーバラ → ロサンゼルス
懐かしい景色にほっと。
すっかり馴染みの南カリフォルニア。
敢えて1号線でビーチシティに寄り道しながらサンタモニカへ行くのが新鮮。
寄りどころ
・Santa Barbaraの街並みを一望「Santa Barbara County Courthouse」
・Venturaでオイスターを食す「Jolly's Oyster」
・カリフォルニアを代表するエシカルメーカー「Patagonia」
旅程を立てるときには、敢えて空き時間を残しておくべし
渋滞していたり、寄り道したいところが増えたり、もっと長く滞在したくなったり。
融通が効くところがロードトリップの魅力でもあるので、あまり予定を詰め込めすぎず、その日その日、行った先で寄り道していくのも良いものです。
絶対寄りたい場所、予約が必要な場所、宿だけは事前に抑え、それ以外はてきとーに。
この記事で紹介したスポットをGoogle Mapにしました。
皆さんのCA-1トリップの参考になれば嬉しいです。
では〜。