ポートランドが気になって仕方なかった5−6年前、ふと見つけたのがこの音楽フェス。夜の森の中で、テントの横で音楽に酔いしれる観客たちの写真に惹きつけられました。だだっ広い牧場でポップなアートに囲まれた会場で行われるコーチェラ(ロサンゼルス郊外)や都会の真ん中の公園で行われるロラパルーザ(シカゴ)とは全く異なる、まさに「オレゴンぽいなぁ」と思わせるフェス。
今回のポートランド滞在がこのPickathonと被ることになり、早速取材を申請。最終日に数時間だけではありましたが、「森の中のフェス」に潜入してきました!
Pickathon(ピカソン)とは?
1999年にスタートした音楽フェスティバルで、毎年8月の1週目の週末にかけて木金土日の4日間、ポートランド郊外のHappy ValleyにあるPendarvis Farmにて開催。出演者のジャンルはさまざまで、ロックやフォーク、ラップ、インディーズなど。夏の風物詩とも言える音楽フェスティバルは消費電力や大量のゴミを排出することから環境破壊を問題視されることがあるが、このフェスは環境意識の高いポートランドらしく、プラスチック食器の廃止、再生可能エネルギーの使用、リサイクル、堆肥化などを行い、サスティナブルな環境保護を行うフェスとしても知られています。
とにかく「森の中でキャンプしながら楽しめるフェス!!!」という印象が強く、敷地内の大半をキャンプサイトとして確保し、夜中まで音楽を楽しみ、そのまますぐそこのテントに戻って寝るというなんとも羨ましいスタイル。家族連れも多く、キッズ用のステージがあったり、昼間はキッズ&ファミリー向けのアクティビティもたくさん用意されています。
タイムテーブル
パフォーマンスは全6ステージで最長は深夜2時まで!
この時間までパフォーマンスがあるっていうのは珍しい。郊外だからなのか、テント泊が多いからなのか。
ファミリー向けのプログラムも充実!
現地の様子
ライブハウスのような小屋ステージもあれば、半屋外のステージ、最も広々としているメインステージ、そして森の中のステージも。
サステナブルっぷりを感じたのは、リサイクル食器はもちろん、スマホのチャージステーションがソーラーだったこと!
ポートランドの名物フェス「Pickathon」に行くには?
チケットは約半年前から販売スタートし、早く買うほど安く、日にちが迫るごとに徐々に値段が上がっていく仕組み。2023年は2月23日に早期販売(アーリーバード)がスタートしました。メルマガ登録やSNSのフォローをして事前情報をキャッチしておきましょう。
チケットの種類は1日券〜4日券まであり、オプションで駐車場やキャンプサイトを追加していきます。
※2023年は4日券で$400くらい、駐車場は1日$40くらいでした。
チケットを購入したらフェスに向けて気分を盛り上げるべく、Pickathonのポッドキャストを聴いておくのもおすすめ。Pickathonの紹介はもちろん、出演アーティストのインタビューなどが聴けます。
Pickathon 2023
会期:2023年8月3日(木)〜6日(日)
会場:Pnedarvis Farm(Happy Valley, Portland, Oregon)
次回開催などのお知らせは公式サイトやメルマガ登録・SNS(サイト内下部にあり)で。