国立公園

アメリカの国立公園を巡ろう

10/24/2023

アメリカ国立公園マップ

Credit: https://www.earthtrekkers.com/us-national-parks-list/

一度行き始めると止まらなくなる国立公園巡り。
アメリカには63の国立公園があり、わたしは約20公園を訪れました。
州立公園もいいけど、やっぱり国立公園に指定されるだけのことがあり、どこもかしこも素晴らしい!

わたしが個人的に選ぶベスト3と、国立公園の楽しみ方をまとめました。
アメリカ在住者はもちろん、旅行でアメリカを訪れる人もまずは近場から行ってみましょう。

おすすめの国立公園

MAYが訪れたことがある国立公園&大自然スポット

わたしが訪れたことがある国立公園&大自然スポットと、それぞれのおすすめ度をまとめました。
「どこから行ったらいいか分からない〜」という人は参考にしてみてください。

こういうのは完全に個人の好みですので、あちこち行ってみて、それぞれのベストを探してみてください。

MAYのベスト国立公園3選

ちなみにわたしのベスト国立公園(2024年9月時点)はこちらの3つ。
それぞれ全く異なる光景、気候、面白さを堪能できます。

全63公園を制覇したトラベルブロガー、Lee Abbamonteさん(X世代の男性)による記事がBusiness Insiderに掲載されていました(2024年4月15日)。
Abbamonteさんによる全63公園のランキング記事「Every US National Park Ranked」も併せて参考にしてみてください。

国立公園では断然ハイキング!

国立公園に興味はあるけど、行って何をしたらいいのか分からない...という人も多いのでは?
公園内の名所までドライブして、眺めてみるのももちろん良いですが、ぜひハイキングをしていただきたい!
30分でもいいからトレイルを歩いてみてください!

初級者〜上級者向けにさまざまなルートが用意されているので、十分な道具がない・体力に自信がない人でも安心です。
ビジターセンターでトレイルマップをもらいつつ、おすすめルートを教えてもらいましょう。

レーニア山国立公園 トレイルマップ
レーニア山国立公園 Paradiseエリアのトレイルマップ。
「簡単なルートを教えて」とか「30分くらいのルートはある?」と訊いてみましょう。

そして、慣れてきたらぜひキャンプを。
ヨセミテのハーフドーム正面でのキャンプ、真夏のザイオンでの星空を眺めながらのキャンプ。
どれもこれも格別な思い出です。

どこに泊まったらいいの?

公園内はとにかく広く、エントランスからビジターセンターまで1時間近くかかる場合も。
園外の宿泊施設の方が安価な場合が多いのですが、やはり園内に泊まるのがおすすめ
なお一度入園すると7日間有効なので、園外の宿泊施設でも何度も出入り可能。

大きな公園では、ホテルやロッジ、キャビン、テントキャビン、キャンプまで様々なパターンの宿泊施設が用意されています。
これらの宿泊施設はBooking.comやHotels.comなどの外部サービスには掲載していないので、必ず国立公園の公式サイトを確認しましょう。
特にピーク時(夏季)には大変混み合います。ロッジは12〜13ヶ月前から、キャンプグランドは半年前から予約開始となるので、人気の公園の夏季シーズンは前もって計画を立てましょう。

ヨセミテ国立公園 宿泊施設
国立公園の宿泊施設は公式サイト内の「Eating & Sleeping」で確認。

国立公園を安全に楽しむために

最新情報を事前に確認しよう

山火事の発生状況、道路の封鎖状況などを公式サイトやアプリ、X(旧Twitter)などで確認しておきましょう。
特に重要な情報は「Alerts」に表示されます。

国立公園公式サイトのアラート
国立公園公式サイトの「Alerts」

国立公園の公式アプリ「National Park Service」はダウンロードしておきましょう。
事前に特定の公園の情報をダウンロードしておくと、現地でインターネット圏外な状況下でも閲覧できて便利です。
国立公園のアプリ
国立公園の公式アプリ「National Park Service」


国立公園の公式マップを事前に開き、エントランスやビジターセンターの位置を確認しておくと行動しいやすいです。

ヨセミテ国立公園 マップ
ヨセミテ国立公園の地図。公式サイトで閲覧&ダウンロード可能。

ピークシーズンには事前予約を

エントランスやパーキング、トレイルやツアーなどを事前に予約することも可能です。
イエローストーン国立公園やヨセミテ国立公園などの人気の公園を夏季に訪れる際には、公式サイトや公式アプリをチェックしましょう。

エントランスではパンフレットとニュースペーパーをもらおう

特にニュースペーパーにはその公園でのおすすめの過ごし方(滞在時間別)や、名所間の移動時間、レベル別のハイキングコースなどが掲載されていて便利です。
年に何度か発行しているので、最近の出来事や進行中のプロジェクトの説明など、最新情報も入手できます。

なおエントランスは10〜16時が混みがち。
ピークシーズンには平日は9時前、週末は7時前に入園するとスムーズ。
園内の絶景スポットやトレイルヘッドの駐車場も空いています。

国立公園のパンフレット
国立公園のパンフレット。
国立公園のニュースペーパー
サイズも色々。個性あふれるニュースペーパー。
レーニア山国立公園のニュースペーパー
滞在時間別のおすすめの過ごし方(ラッセン国立公園のニュースペーパー)
オリンピック国立公園のニュースペーパー
名所間の距離・移動時間(オリンピック国立公園のニュースペーパー)
クレーターレイク国立公園のニュースペーパー
難易度別のトレイル(クレーターレイク国立公園のニュースペーパー)

大自然を楽しもう

ハイキングに必要なものはぜひ持っていきたいところ。
歩きやすい靴(できればハイキングブーツ)、帽子、サングラス、水、スナック、虫よけ、日焼け止め、防寒対策は必需品です。
前述の通り、ビジターセンターではハイキングマップを配布していることもあるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
 
また携帯電話は圏外になる可能性が高いので、そのつもりで臨みましょう。
ハイキングでは地図は紙で持ったり、写真に撮っておいたり。
そしていつもより早い夕食の後には、おしゃべりや読書で"圏外"を楽しむのが国立公園ならではの贅沢なひととき。

街から離れた大自然に位置する国立公園は夜空を眺めるのに絶好の場所。
レンジャーによるStargazingプログラムやAstronomyイベントを開催している公園もあるので要チェック。

何度も行くなら年間パスを活用しよう

国立公園をはじめ連邦が管轄するエリアで使える年間パスは$80。
購入した日から翌年の同月末日までが有効期限。
(例:8/1/2023に購入→8/31/2024まで)

国立公園の入園料は$30前後なので、年に3回行く予定がある人は年間パスが断然おすすめ。
公園によっては、エントランスに「パス用」のレーンがあって、待ち時間が短くなるところも!

国立公園が無料になる日

国立公園によっては年に何度か無料デーを設けています。
多くの国立公園が無料デーを提供するのは

  • Birthday of Martin Luther King Jr. Day(1月)
  • First Day of National Park Week(4月)
  • The Great American Outdoors Act/National Park Serviceの記念日(8月)
  • National Public Lands Day(9月)
  • Veterans Day(11月)
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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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