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MODERNICA主催のミッドセンチュリー / ビンテージ家具イベント「DOWNTOWN MODERNISM」

ロッキングチェアータイプ

ロサンゼルスを代表するモダン家具メーカーのMODERNICA。
イームズチェア好きなら1度は目にしたことがあるはず。
今回はこのMODERNICAが年に1〜2回主催する「DOWNTOWN MODERNISM」をご紹介します。

ミッドセンチュリーモダン好きには堪らないイベント

注目はMODERNICAのサンプルセール!購入するなら朝イチで行くべし

年に1〜2回(春・秋)、それも半日(8〜14時)だけ開催される貴重なイベントは、ダウンタウン・ロサンゼルスの南部にあるMODERNICA工場敷地内で行われ、100弱のビンテージストアやギャラリーも参加。

なかでも目玉はMODERNICAのサンプルセール。
Case Study Chairをはじめ、Storage Unitsやベッドフレーム、ソファなどのサンプル品が、正規品の半額近くで手に入ります。
※Case Study Chairのサンプル品購入方法は記事後半で詳しくご紹介

どんどん運び出されている購入済みの家具たち

入場有料($10、現金のみ)のイベントながら、朝から入場待ちの列ができるほど。
敷地内にかなりの台数分の駐車スペース(無料)があるけど、8時半ころ到着したMAYは敷地内には駐められず、周辺の路駐(無料)を探してぐるぐる。
結局、徒歩10分のところに駐めました。

過去、このイベントには数回来ていますが、毎回ただただ見て回るだけ。
イームズチェアほしいなぁ、と思いつつ、昼ころにはほぼ完売していたのです。

ついに念願のCase Study Chair購入!

今回は朝から出動し、チェアの在庫を確かめながら、冷静になるために一旦敷地内を一回り。
「うん、やっぱり買おう!」と決心し、いざ、チェア選びへ。

Case Study Chairの購入方法

1. 座面部分(Shell)を選ぶ

形は、肘掛けありの「Arm Shell」、肘掛けなし「Side Shell」の2種類。
様々なブランドとのコラボも手掛けているMODERNICAは、シンプルなベーシックなものから、イラストありものまで、様々なボディ(Shell)があります。

ここで見るのと、自分の家で、部屋の中で見るのとでは印象が大きく異なるので、結構悩ましい。。。

サンプル品につき、色ムラや傷がある場合もあるので、細かくチェックしながら厳選しましょう。
2の脚のデザインも同時にイメージしながらShellも選びましょう。

2. 脚のデザインを決める

デザイン別の価格表

脚が真下に伸びたシンプルな「H Base」やエッフェル塔のように上部に向かって窄まった「Eiffel」、ロッキングチェアになる「Rocker」、車輪が付いている「Rollking Base」、脚柱が木で覆われた「Dowel Base」、複数脚を積み重ねられる「Stacking Base」ほか様々。
金属部分の色もシルバーと黒があったり、木製部分が明るいものとダークなものがあったり。

1のShellは結構すんなり決まったのですが(どんどん売れて在庫も限られてくるし)、2が全然決められず右往左往。
ネットで画像検索してみたり、他の購入者たちの組み合わせを見てみたり。
部屋の様子を思い出しながら、2デザインに絞ったところでカウンターへ。

因みにMAYはここまでで40分くらいかかりました(苦笑)

3. 脚を付けてもらう

2択まで絞った「Dowel Base」と「Eiffel」に、選んだShellを載せてみて最終確認。
今回はDowel Baseを付けて貰うことにしました。

脚パーツだけでも販売しているので、持って帰って自分で付けてもOK。
しばらく使ってみてしっくり来なかったら、パーツだけ追加購入して自分で付け替えても良い訳です。

4. お会計

現金かクレジットカードでお支払いし、伝票をもらって終了。
わたしが購入した「Side Shell Dowel Base」は$235にTaxが付いて$259.09でした。
(クレジットカード手数料はかかりません)

休憩しがてらCase Study Chairに座ってみる

Case Study Californiaセクション(後述の会場内マップ、#47の横)は、多分普段は従業員たちの休憩スペース。
Case Study Chairが置いてあるので、実際に座ってみたり、Shellと脚の組み合わせの参考にしても良さそう。

以前はShellが載せられていたとおぼしきベンチの名残

MODERNICAのサンプルセールで売られていた家具たち

Case Study Chair以外にも、色々な家具が売られていました。

「220 Storage Unit(Door付)」が$545、「320 Storage Unit(Door付)」が$590などなど

ほかにも色んなビンテージストアが出店

MODERNICA主催とあって、家具が多い印象でしたが、道具箱や食器、ビンテージの時計、置物、絵、オブジェなどもありました。
来場者は落ち着いた人たち(年齢層も雰囲気も)が多かったのと、犬連れがとにかく多かったです。

会場内のマップ
トイレはエントランス正面のSpanish Bdg内、右上(#49の奥の工場内)に
MODERNICAのサンプルセールは左上に
Simply Mod(#15)
同じくSimply Mod(#16)ではビンテージウォッチも
Modern For All(#54)
ウッドチェアがきになるAntique Buyers LA(#57)
EEIS(#67)
親近感を覚えて立ち寄ってみたJosh Friedman(#81)
日本にインスパイアされたJosh Friedmanは「探新堂(TANSHINDO)」というストアをやっているそう
Midcentury Miranda(#126と#82の間)
会場エントランス正面の建物内にはギャラリーも(#SP2)
同じく建物内(#SP1&#SP3)

番外編:(ちょっと変わった)ストリートスナップ

最後にちょっと変わったストリートスナップを。
ビンテージイベントならでは、とも言えるかも。

イベント情報

Downtown Modernism
  • 開催時期:春(4月最終日曜日くらい) ※2023年には秋にも開催
  • 時間:8時〜14時
  • 場所:2901 Saco St. Los Angeles, CA 90058
  • 駐車場:敷地内およびストリート(いずれも無料)
  • 入場料:$10、12歳以下は無料、ペットOK
  • イベントの公式サイト:https://ladowntownmodernism.com/
  • MODERNICAの公式サイト:https://modernica.net/
  • MODERNICAの店舗:7366 Beverly Blvd., Los Angeles, CA 90036
初のCase Study Chairを買った日
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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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