著作権やライセンスの関係で、海外からは視聴できない*映画やドラマ、配信サービスがあります。
*地域を限定して提供・配信するサービスに他エリアからアクセスすると「ジオブロック(地域制限)」され、視聴できない
「お金払うから見せて!!!」とつくづく思います。
以前に比べ、この問題は解決されつつあり、海外からも視聴可能なコンテンツが増えている印象で、Netflixで視聴可能な日本のコンテンツも断然増えました。
(数年前までアメリカのNetflixでは、韓国のコンテンツは豊富なのに、日本のものは本当に限られた作品だけでした)
これからはよりデジタルコンテンツの国境はなくなるはず!
ですが、今はまだ、特にドラマ、特にNHKのコンテンツは海外からの視聴は難しいのが現状。
そんなときは、VPN(Virtual Private Network)という技術を使うと、海外からアクセスしていても日本国内からアクセスしているように見せかけることができ、日本限定コンテツの視聴が可能になるのです。
コンテンツにはお金を払うべし
VPNの紹介の前に、どうしてもわたしが伝えたいのがこれ。
映画、ドラマ、書籍。
ハードメディア(映画館やブルーレイ、雑誌や本)にはお金を払うのに、Webサイト上で視聴・閲覧する場合には無料であってほしい/あるべきだ、と思っていませんか?
わたしは長年Webサービスに携わりつつも、映画館で映画を観るのが大好きで、
・なぜWebになった途端、無料/安価になってしまうのか?
・無料のままじゃ良質なコンテンツはいずれ生まれなくなってしまうのではないか?
と心底懸念しています。
そのサービスを運営するために、そのコンテンツが創られるために、お金も労力もかかっているし、今後も維持・制作されるためには原資が必要。
だから、海賊版や違法視聴はせず、有料のものには必ず課金しています。
VPNは違法なのか?合法なのか?
VPNサービスを紹介するかどうか、正直悩みました。
なぜなら「VPNを使って、国の制限があるコンテンツやサービスを利用することは違法なのか?合法なのか?」がグレーだから。
VPN技術の使用自体は合法ですが、海外からの利用を禁止しているサービスや、日本国内限定のコンテンツにアクセスすることは、サービス利用規約違反や著作権侵害になる可能性があります。
VPNを使ったサービス利用・コンテンツ視聴に関し、個人のブログでは紹介されているけれど、法人メディアではほとんど紹介されていないのは、これが理由。
West Coasterでは「今後はコンテンツの著作権に国境はなくなる方向だろうし、海賊版や違法サイトで無料視聴するより、VPNを使ってでも、きちんとお金を払って利用・視聴することを薦めたい」という想いのもと、本記事にしました。
日本国外から利用できないサービスやコンテンツ
著作権や放映権の問題で、視聴できるエリアに制限があるのは
- U-NEXT(日本限定)FOD(日本限定)
- Abema(日本限定)
- NHKオンデマンド(日本限定)
- NHK+(日本限定)
- J Sports(日本限定)
など。
世界的にサービス展開しているNetflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+なども、作品ごとに配信可能な国が異なったり、選択できる字幕・吹替言語が異なります。
また更に、日本からでは利用できない動画配信サービス(Rakuten Vikiなど)、視聴可能エリアが制限されたアメリカのスポーツ放映、韓国国内からしか購入できないコンサートチケット、などもVPNで利用可能エリアに接続することで利用できるようになります。
NordVPNを使ってみよう
わたしが利用しているのはVPNサービスは、Nord Securityが提供するNordVPN。
1契約で同時接続がマックス10端末と太っ腹。
スマホとタブレットとパソコンとテレビと〜、と家族全員で使えるレベルですよね。
プランはベーシックからプライムまで4段階、契約期間は1ヶ月・1年・2年の3パターン。
例えばベーシックプランの1ヶ月契約が12.99ドル、2年契約だと1ヶ月あたり3.59ドルです。
新規契約時は30日間以内であれば返金保証があるので、まずはどんな使い勝手か試してみるのがおすすめ。
特別ディールも頻繁に出しているので、お得ページを必ずチェックしましょう。
そもそもVPNはセキュリティサービス
本記事では、海外から日本限定コンテンツ/サービスの利用するためにVPNを紹介していますが、本来VPNはセキュリティ目的の技術で、仮想の"専用線"を使って通信すること。
安全性が不明な通信経路ではなく、仮想に構築した専用経路(=物理的に専用ケーブルを引くわけではなく)を使って、情報を暗号化して通信する訳です。
Web上では様々な場面で、ユーザーの情報が取得されています。
どこから、どの端末、どのブラウザ/アプリでアクセスしているのか?
ログインさせるサービスならば、さらに詳細な個人情報までもが取得されています。
このときに、そのWebサービスにアクセスするまでの通信手段にVPNを使うことで、セキュリティレベルをアップできます。
接続国を海外に設定する必要がないときでも、公共のWi−Fiを使う場合や、ログインが必要なWebサービスを使う場合にはVPN接続が望ましいわけです。
さっそくNordVPNを使ってみよう(30日間返金保証あり)NordVPNで契約
- NordVPNを契約
会員登録をし、ログイン情報を取得 - アプリをダウンロード
パソコンやスマホににNordVPNアプリをダウンロード(無料) - アプリで接続
「日本」を選択して接続 - コンテンツ配信サービスにアクセス
3で「日本からアクセス」している状態になり、日本国内限定のコンテンツも視聴できるように
テレビやプロジェクター向けのNordVPNアプリもあるので、同じようにアプリをダウンロードすれば、テレビやプロジェクターでもVPN接続が可能です。
NordVPNは端末全体で接続状態になるので、現在地情報を活用したアプリを使うとき(地図とか)は、NordVPNアプリの接続を解除することを忘れずに!
MAYおすすめの配信サービス・コンテンツ
最近ハマっているのはNHKオンデマンド(有料)。
かなり過去に遡って、NHK総合、Eテレ、BSの番組を視聴できます。
最近だと朝ドラの『虎に翼(NHK総合)』、話題になった『団地のふたり(BS)』をNHKオンデマンドで観ました。
朝ドラも大河ドラマもかなり昔のものまで配信しているので、懐かしいもの(『おしん』も観れますw)、見逃しているものを夜な夜な観るのもおすすめ。
ドキュメンタリー番組も豊富で、『NHKスペシャル(旧NHK特集)』は1976年放送のものから、『映像の世紀』は2015年の第1回目から配信しているので、本当にありがたいサービス。
NHKが提供している配信サービスのNHK+は、NHK受信料を支払っているアカウントで登録することで、地方〜全国のニュースや、過去2週間に遡っての主要番組、期間限定で数年前の朝ドラや大河ドラマを視聴できます(無料)。
民放の番組も観るなら、U-NEXTがおすすめ。
TBSやフジテレビのドラマから、テレビ東京のワールドビジネスサテライトまで、色々楽しめます。
最近はNetflixが民放のドラマ配信にかなり力を入れてきているので、ドラマ目的の人はU-NEXTまでサブスクする必要があるかどうかは微妙なところかも。
但し、HBOのような海外のコンテンツも視聴できるのはU-NEXTならではです。
なお、U-NEXTにNHKオンデマンドが内包されていますが、これは別料金。
U-NEXTサブスク代とは別に、NHKオンデマンドに直契約するのと同額のサブスク代が追加で発生します。
因みにわたしは動画配信サービスは1ヶ月ごとにこまめに退会する派。
入会と同時に退会手続きまでしておき、あちこちで無駄なサブスクを続けることを防止しています。
『SHOGUN』を観るためにDisney+に加入し、ついでにブロードウェイ・ミュージカルの『Humilton』やスターウォーズの連続アニメを観てみたり。
『踊る大捜査線』のスペシャルドラマや映画を観るためにFODに加入し(連ドラはNetflixで配信してるけど、スペシャルや映画はなかった)、ついでに昔のフジテレビドラマも観てみたり。
時間も予算も有限。
期限が決まっている方が、観たいものをちゃんと観切るし、最近はどの配信サービスも値段が上がってきているので、「観たいものがあって、観る時間があるときに加入」するのがおすすめです。