アメリカ生活 お役立ちコラム

体験談:アメリカ・カリフォルニア州でのスピード違反

10/21/2023

交通違反 アイキャッチ

ロードトリップ中、初のスピード違反でチケットを切られました ...。
アメリカに移住して12年。
結構運転している割に無事故無違反(駐禁は数回あり)でした。

あぁ、ついに「わたしは捕まらない」神話が崩壊。

事故とかロードトリップ中の車の不具合でなく本当に良かった(捕まるとか捕まらないとかいう話ではなく)。
大事故を起こす前の警笛だったと思って、初心に戻って安全運転を心がけます!

そんな訳で体験談を綴っておきます。
教訓は「さっさと罰金を払って、Traffic Schoolも修了すべし」です。

どうにか逃れられるんじゃないかとか(特に居住区とは別の州で起こした場合)、裁判で申し立てるとか、Traffic Schoolが面倒くさいとか色々聞くけど、スピード違反はさっさと済ますのが得策です。

 

スピード違反から手続完了までの経緯

 

9/3/2023:スピード違反でチケットを切られる
「2週間ほどで自宅に手紙が届く」と言われる
(停止させられたときの詳しい状況は下部にて)

スピード違反 チケット
違反内容は「22349(A)VC」で、制限速度を1〜15マイル超過のスピード違反。

 

10/2/2023
管轄の裁判所から手紙(9/21/2023発行、9/28/2023消印)が届く

スピード違反 裁判所からの手紙

 

(1ページ目)違反に対する罰金、選択できるオプション、違反を認めない場合の手段などが記載

 

スピード違反 裁判所からの手紙

 

(2ページ目)罰金の支払い方法、違反内容に誤りがある場合の訂正申請方法、Traffic Schoolに関する情報などが記載

 

10/9/2023
裁判所のWebサイトからクレジットカードで支払い
→ 領収書のEメール内に「60日以内にTraffic School修了証明書(the Certificate of Completion)を提出する必要がある」のメッセージあり
★つまり12/8/2023が期限

10/9/2023
オンラインのTraffic Schoolに登録

10/14/2023
オンラインのTraffic Schoolを修了

10/16/2023
管轄の裁判所から手紙(10/9/2023消印)が届く
「12/8/2023までにTraffic SchoolのTVSプログラムに通い、修了証明書を提出するように」とのこと

スピード違反 裁判所からの手紙

11/15/2023
本ケースの完了を確認

裁判所、DMV、Traffic Schoolのどこからもその後の通知がないので不安になり、裁判所とTraffic SchoolにEメールで問い合わせしたところ、Traffic Schoolからすぐに返事があり、

「10/16/2023 02:00:55に裁判所に通知済み。
裁判所のWebサイトでは、あなたのケースはDismissed(違反の取り消し)されたと表示される。
あなたは裁判所に直接問い合わせることもできる。」

とのこと。

裁判所のWebサイトでケース番号で検索すると確かにステータスはClosedに。

裁判所でのケース検索結果

スピード違反時の状況

ロードトリップ中、カリフォルニア州北部の高速道路にて、速度制限65マイルのところ、追い越し車線で80マイル。
待機していたハイウェイパトロールに追跡され路肩に停車。
そのまましばし車内で待機。

Officerが助手席側に近づいてきたので窓を開ける。
「スピード違反だよ。何マイル出てたか知ってる? 80マイル出てたよ」と言われる。
運転免許証・車の保険証・車の登録書を渡して、車内で待機。

違反の状況、運転者や車両の情報などが手書きされた書類を渡され署名。
コピー(↑前出の黄色いチケット)を渡される。
「65マイル制限のところで75マイルで走行」ということで、5マイルおまけしてくれました。
10マイルまでは"Speeding"、それ以上は"Reckless Driving(無鉄砲な運転)"と言って重さが変わるらしいです😅

「2週間くらいで自宅に手紙が届くから、対応するように。異議申し立てや手紙が届かない場合はここ(書類下部に記載あり)に連絡するように。」と言われて終了。

以前友人が同じような状況で「違反したのはこっちだし、出向かねば!」と車を降りて近づいていったら、拳銃を向けられ「止まれ!」と言われたそう😱
指示があるまで車内で、不審な動きを見せず、おとなしく待つことが大事です

スピード違反の費用もろもろ

【罰金】
・$217または$269(罰金+Traffic Schoolに通う場合)
・Credit Card Fee(2.75% of court fine/fee amount) $7.40
・Convenience Fee $5.95

【Traffic School】
・Enrollment Fee $7.95

という訳でTraffic Schoolの受講を選択したので「合計:$290.30」かかりました。

オンラインのTraffic Schoolってどんな感じ?

DMVのWebサイト内で見つけた「TrafficSchool.com」を選択

理由
・ユーザー評価が高かった
・Google広告も出稿していて信頼できそうだった
・入学金が$7.95と最安値だった($20くらいの学校もあり)

全7セッション
各セクション10-15ページくらい
各セッションの最後に10問程度のテストがあり、合格したら次のセッションへ(何度でも挑戦可能)
最後に20問程度のテストがあり、70%で合格→修了(2回まで挑戦可能)
いつでも「保存」ができる

Traffic School ダッシュボード

 

Google翻訳を使って日本語で受講

何ページも英語で交通用語を読んでいくのはかなり時間がかかり、ストレス。
日本語で読み、日本語でテストを受けるのが早い!ということで翻訳ツールを活用しましょう。
わたしはブラウザをGoogle Chromeにし、ExtensionでGoogle Translateを追加。
TrafficSchool.comの各ページを都度日本語表示にして進みました。

 

 

多少日本語訳が変な部分もあるが全編英語より断然早い。
テスト画面でもGoogle Transalteが使える。

修了通知はTraffic Schoolから直接DMVと管轄の裁判所に送られる。
「修了証明書を即日でDMVと裁判所に送る」「紙の修了証明書を自宅に郵送」など幾つかのオプションサービスがあり、それぞれ別途費用がかかる。

罰金を払わなかったり、Traffic Schoolを受けなかったらどうなるの?

  • 手紙が届かない、無くしたなどで罰金を支払わないと滞納金が加算されていく。
  • 不服がある場合は裁判所に出頭または手紙で訴えることが可能。
  • Traffic Schoolを受けないと車両保険に影響があり、保険料が10-15%上がると言われている。
  • Traffic Schoolは過去18ヶ月以内に通った履歴があると、そもそも通えない。
  • 超過スピードによっては現点数が異なり(今回のケースは減点1点)、そもそもTraffic Schoolに通う選択肢が与えられない場合も。

ということで「Traffic Schoolに通う」という選択肢を与えられること自体ラッキーらしいです。

まとめ

今まで無事故無違反を誇ってきましたが、人生初の違反...。

ロードトリップ中でスピード感覚が鈍っていたこと、長距離運転で「もうすぐ目的地!」という地点で気が急いたこと、が原因でした。

  • フリーウェイやハイウェイなど、スピードが出すぎてしまいがちな場面ではクルーズコントロールを使うべし。
  • スピード違反した場合(不服もない場合)は、罰金をさっさと払い、Traffic Schoolもさっさと修了させるべし。

安全運転で楽しい西海岸ライフを続けましょう!
では〜。

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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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