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アカデミー映画博物館

10/12/2021

アカデミー映画博物館_外観

2020年9月30日にロサンゼルスのMiracle Mileにオープンしたアカデミー映画博物館(Academy Museum of Motion Pictures)に行ってきたので、見どころや行く前に知っておきたいポイントをご案内します。

映画の都ハリウッドがあるロサンゼルスには、映画にまつわるミュージアムやスタジオ、シアターがたっくさんありますが、やっぱりここは格別でした。

アカデミー映画博物館の見どころ

「宮崎駿展」は2022年6月5日まで開催(終了)

宮崎駿展
見どころは何と言っても「宮崎駿展」。

博物館内のレストランのスタッフにも「宮崎駿展はもう見た?すっごく良いから絶対行ってね。監督本人が展示のディレクションもしたらしいよ!」と強くおすすめされました(笑)。

宮崎監督の直筆のイメージボードやキャラクターデザイン、絵コンテや背景画など、映像になる前の貴重なスケッチが300点以上展示されています。

地下のシアター_内映画上映

また、地下のTed Mann Theaterではジブリ作品の上映も行われているのでこちらもお見逃しなく(別途チケットが必要、$10)。この日は『天空の城ラピュタ』が上映されていました。吹き替え、字幕の回があるそうなので、小さいお子様連れの場合は事前の確認をおすすめします。

2022年6月5日まで開催していますので、期間中に1度はぜひ!

ジブリ展

4F展示スペースの外壁(内部は撮影禁止)

常設展も鳥肌モノ

映画の歴史、アカデミー賞授賞式の歴史、作品や監督だけでなく、撮影、衣装、特殊メイクなどなど、映画製作に欠かせない各技術にも焦点を当てて紹介されています。

中でも撮影監督、エマニュエル・ルベツキ氏のコーナーに釘付けでした。『Gravity(2013、ゼロ・ググラビティ)』『Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)(2014、バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))』『The Revenant(2015、レヴェナント:蘇りし者)』で3年連続でアカデミー撮影賞を受賞したメキシコ出身の撮影監督で、映像美や長回し撮影で有名なのですが、その撮影風景の映像などが展示されています。

アカデミー賞授賞式

アカデミー賞受賞式。歴史に残る受賞シーンが次々に流されていき、黒人女性俳優として初の受賞者ハル・ベリーのシーンでは思わずもらい泣きしてしまいました

カールじいさんのイメージボード

『カールじいさんの空飛ぶ家』のイメージボード

ET

映画に欠かせないキャラたちが勢揃い。やっぱりE.T.がダントツ目立つ

球体には展望台が

アカデミー映画博物館_LACMAから

LACMAからの眺め

アカデミー映画博物館と言えば、この球体の建物もかなり話題になっています。建築家Renzo Piano氏による設計で、中心部はシアター、上部には展望台が設けられています。
展望台

レストラン・カフェ

レストラン

1F Fanny's

ベジサンド本館5FのTea Roomは只今準備中。1Fのレストラン「Fanny’'s」は既にオープンしていて、サンフランシスコの有名ベーカリー「Tartine Bakery」のパンを使ったサンドイッチが自慢。私はVege Sand(写真)を注文しましたが、これがとーーーーっても美味でした。

ミュージアム・ストア

ミュージアムのストアって楽しいですよね。オリジナルグッズはお土産にもなるし、アートシーンならではのおしゃれな商品はちょっとしたギフトにも◎。

アカデミー博物館のストアにはオリジナルグッズをはじめ、企画展のジブリ作品やスパイク・リー監督作品にまつわるアイテムが多数並んでいました。

グッズ_オリジナル

アカデミー映画博物館のオリジナルグッズ

グッズ_キーホルダー

カリフォルニアらしいデザインのオリジナルキーホールダー

グッズ_レゴのオスカー像

LEGOブロックのオスカー像($500)

グッズ_スパイク・リー

スパイク・リー監督関連のグッズ

グッズ_トトロ

トトロが幅を利かせてました(笑)

グッズ_トトロの寝袋

トトロ、ネコバスの寝袋

Modernica x アカデミー x スタジオジブリによる限定商品各100脚(4デザイン、$600)

アカデミー博物館に行く前に知っておきたいこと

まず、いつ行くべきか?ということ。
おすすめのタイミングは興味のある企画展開催中や、鑑賞したい映画を上映している日時に合わせて行くこと。
私は「宮崎駿展」開催中に、11時の入館チケットと15時上映の『ラピュタ』鑑賞チケットを購入して行きました。

各展示の所要時間は人それぞれですが、参考までに私の当日のスケジュールをざっくりまとめてみました。

  • 10:45 Covid-19スクリーンステーションでチェック(2021年時点)
  • 11:00 チェックイン後、入館
  • 〜13:00 1F〜3Fをぐるぐる
  • 〜13:45 1Fのレストランでランチ
  • 〜14:50 4F(「宮崎駿展」)を堪能
  • 15:00〜 B1Fで『ラピュタ』を観る
  • 〜17:00 映画上映後、5Fに移動し、展望台でハリウッド方面を眺望

周辺のミュージアムとハシゴするのも◎

LACMA(ロサンゼルス・カウンティー美術館)やAutomobile Museumが徒歩圏内なのでハシゴするのもあり。
LACMAは平日15時以降はLA住民は入場無料になるし、夏場なら金曜夜のJazz at LACMA(Urban Lightを背景にJazzの屋外ライブが行われる)に合わせるのもいいですね。

◎ アカデミー映画博物館 / Academy Museum

住所:6067 Wilshire Blvd., Los Angeles, CA 90036
料金:大人$25, シニア(62歳以上)$19, 学生(18歳以上 ID掲示)$15, 子ども(17歳以下)無料 ※映画鑑賞チケットは別途
駐車場:最も便利なLACMAの地下駐車場はFlat Rateで$18
※1Fへの入場は無料

参考サイト
アカデミー映画博物館公式サイト(英語)

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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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