2020年9月30日にロサンゼルスのMiracle Mileにオープンしたアカデミー映画博物館(Academy Museum of Motion Pictures)に行ってきたので、見どころや行く前に知っておきたいポイントをご案内します。
映画の都ハリウッドがあるロサンゼルスには、映画にまつわるミュージアムやスタジオ、シアターがたっくさんありますが、やっぱりここは格別でした。
アカデミー映画博物館の見どころ
「宮崎駿展」は2022年6月5日まで開催(終了)
見どころは何と言っても「宮崎駿展」。
博物館内のレストランのスタッフにも「宮崎駿展はもう見た?すっごく良いから絶対行ってね。監督本人が展示のディレクションもしたらしいよ!」と強くおすすめされました(笑)。
宮崎監督の直筆のイメージボードやキャラクターデザイン、絵コンテや背景画など、映像になる前の貴重なスケッチが300点以上展示されています。
また、地下のTed Mann Theaterではジブリ作品の上映も行われているのでこちらもお見逃しなく(別途チケットが必要、$10)。この日は『天空の城ラピュタ』が上映されていました。吹き替え、字幕の回があるそうなので、小さいお子様連れの場合は事前の確認をおすすめします。
2022年6月5日まで開催していますので、期間中に1度はぜひ!
常設展も鳥肌モノ
映画の歴史、アカデミー賞授賞式の歴史、作品や監督だけでなく、撮影、衣装、特殊メイクなどなど、映画製作に欠かせない各技術にも焦点を当てて紹介されています。
中でも撮影監督、エマニュエル・ルベツキ氏のコーナーに釘付けでした。『Gravity(2013、ゼロ・ググラビティ)』『Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)(2014、バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡))』『The Revenant(2015、レヴェナント:蘇りし者)』で3年連続でアカデミー撮影賞を受賞したメキシコ出身の撮影監督で、映像美や長回し撮影で有名なのですが、その撮影風景の映像などが展示されています。
球体には展望台が
アカデミー映画博物館と言えば、この球体の建物もかなり話題になっています。建築家Renzo Piano氏による設計で、中心部はシアター、上部には展望台が設けられています。
レストラン・カフェ
本館5FのTea Roomは只今準備中。1Fのレストラン「Fanny’'s」は既にオープンしていて、サンフランシスコの有名ベーカリー「Tartine Bakery」のパンを使ったサンドイッチが自慢。私はVege Sand(写真)を注文しましたが、これがとーーーーっても美味でした。
ミュージアム・ストア
ミュージアムのストアって楽しいですよね。オリジナルグッズはお土産にもなるし、アートシーンならではのおしゃれな商品はちょっとしたギフトにも◎。
アカデミー博物館のストアにはオリジナルグッズをはじめ、企画展のジブリ作品やスパイク・リー監督作品にまつわるアイテムが多数並んでいました。
アカデミー博物館に行く前に知っておきたいこと
まず、いつ行くべきか?ということ。
おすすめのタイミングは興味のある企画展開催中や、鑑賞したい映画を上映している日時に合わせて行くこと。
私は「宮崎駿展」開催中に、11時の入館チケットと15時上映の『ラピュタ』鑑賞チケットを購入して行きました。
各展示の所要時間は人それぞれですが、参考までに私の当日のスケジュールをざっくりまとめてみました。
- 10:45 Covid-19スクリーンステーションでチェック(2021年時点)
- 11:00 チェックイン後、入館
- 〜13:00 1F〜3Fをぐるぐる
- 〜13:45 1Fのレストランでランチ
- 〜14:50 4F(「宮崎駿展」)を堪能
- 15:00〜 B1Fで『ラピュタ』を観る
- 〜17:00 映画上映後、5Fに移動し、展望台でハリウッド方面を眺望
周辺のミュージアムとハシゴするのも◎
LACMA(ロサンゼルス・カウンティー美術館)やAutomobile Museumが徒歩圏内なのでハシゴするのもあり。
LACMAは平日15時以降はLA住民は入場無料になるし、夏場なら金曜夜のJazz at LACMA(Urban Lightを背景にJazzの屋外ライブが行われる)に合わせるのもいいですね。
◎ アカデミー映画博物館 / Academy Museum
住所:6067 Wilshire Blvd., Los Angeles, CA 90036
料金:大人$25, シニア(62歳以上)$19, 学生(18歳以上 ID掲示)$15, 子ども(17歳以下)無料 ※映画鑑賞チケットは別途
駐車場:最も便利なLACMAの地下駐車場はFlat Rateで$18
※1Fへの入場は無料
参考サイト
・アカデミー映画博物館公式サイト(英語)