こんにちは、Tottiです。5月に自然派スーパーマーケット「ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)」がプロデュースする新たなお店、「365 by ホールフーズ・マーケット(365 by Whole Foods Market)」がLAのオシャレエリア、シルバーレイクにオープンしまして。先日、さっそく視察に行ってきました。2016年内には同じく西海岸のワシントン州ベルビュー、オレゴン州のレイク・オスウィーゴにてオープン予定のほか、2017年内にはさらに約10店舗がハリウッドやサンフランシスコなどのカリフォルニア州内、さらにテキサス州、オハイオ州などで随時オープンする計画ということです。
料金を下げ、若年層や健康食への無関心層を取り込むのが狙い
Whold Foods Marketが新たに打ち出したスーパーとあってオシャレな感じを想像していたのですが、外観は意外とそうでもないぞ…。むしろ質素な印象を受けました。でも、入り口を入ると、カラフルなガラスと開放的な見晴らしのいい店内がさわやかで新しい感じ。
「365 by ホールフーズ・マーケット」の365というのは、もともとホールフーズ・マーケットのプライベート・ブランド「365 Everyday Value」というのがあるのですが、たぶんそこから取っているのだと思われます。お店の最大の特徴は、オーガニック野菜などをはじめとするヘルシーな商品を扱っていながら、料金設定が低めという点。ズバリ、ヘルシーフードに関心のある若年層や、これまでホールフーズ・マーケットは高くて行かなかったような顧客を取り込もうとしている模様です。
低価格化のため、通常のホールフーズ・マーケットより店舗面積が小さめ&店内の天井はダクトがむき出し、みたいなところで建設費を削減したり、あとはデリや肉屋にスタッフを置かずに人件費を下げたりしてコストを削減しているようです。なるほど、お店の外観が意外と地味に見えた理由もここにありそう。ま、むき出しのダクトは味があって逆にかっこいいですけどね。最近はホールフーズ・マーケットやTrader Joe'sでなく、普通のスーパーであるAlbertsonsやRalphs、Targetなんかもオーガニックフードなどこだわりの食料品を扱うようになり、ホールフーズ・マーケットもこれらに対抗する必要が出てきたというのが背景にあるようです。
ITが随所に取り入れられていて面白い!
あと気になったのは、ITがお店のあちこちに取り入れられているところ。顧客が自分でフルーツなどの重さを量ってラベルまで作って貼れる機械や、iPadの画面をクリックするだけでお持ち帰りピザのオーダーができるシステムがあったり、ワインのラベルをスキャンするとそのワインの評価が見られる機械があったり、なんだかスーパーのIT革命って感じでした。
そのほか、肉や魚売り場の電光掲示板に、商品に対するこだわりを一言で表現したメッセージが出ていて分かりやすい&かわいかったです。「抗生物質は使っていません」とか「責任を持って育てられたシーフードです」とか、そんなメッセージです。
あとは、それ以外の売り場も写真でザザ〜っと。
…というわけで、レポートは以上です。この日は一応、スムージーの材料とか少しだけお買い物したんですが、レジに近づくとものすごい行列…。「ゲッ!」と思ったら、5商品以内の購入の人は早いレーンに並べる…ということで助かりました!!普通にお買い物した人たちの列は、20〜30人は並んでたんじゃないですかね。ま、繁盛していて何よりですが…(笑)。
◉参照元: